【ポイント】
●当館管轄区域における最近の犯罪傾向や事件・事故などを取り纏めた海外安全対策情報(2024年4月~6月)を当館HPに掲載しましたので、お知らせいたします。
●当館では、旅券および各種証明(一部を除く)のオンライン申請及びこれらの手数料のクレジットカードによるオンライン決済の手続きが行えますので、是非ご利用ください。
●「Visit Japan Web」をご利用いただくことで、日本へのスムーズな入国手続が可能となりますので、是非ご利用ください。
【本文】
1 当館管轄区域における最近の犯罪傾向や事件・事故などを取り纏めた海外安全対策情報(2024年4月~6月)を当館HPに掲載しましたので、以下のリンクからご覧ください。
(海外安全対策情報(2024年4月~6月))
https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/files/100708156.pdf
2 旅券および各種証明(一部を除く)のオンライン申請及びこれらの手数料のクレジットカードによるオンライン決済の手続きの詳細は当館及び外務省HPをご確認ください。
旅券オンライン申請/オンライン決済:
各種証明オンライン申請/オンライン決済:
https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/files/100555750.pdf
3 「Visit Japan Web」サービスとは、日本への入国時における「入国審査」、「税関申告」、「免税購入」の手続きをウェブで行うことができるサービスです。
同サービスをご利用いただくことで、(二次元コードの提示による)スムーズな入国手続が可能となります。
日本へご帰国・ご旅行の際には、是非同サービスをご利用ください。
「Visit Japan Web」サービス(デジタル庁HP):
海外安全対策情報 2024年4月~6月
在オークランド総領事館
1 治安情勢・一般犯罪の傾向
(1)一般治安関係
NZでは、強盗(店舗に自動車で突っ込み強奪する「ラムレイド」を含む)や侵入窃盗(空き巣など)、車上ねらいや繁華街での暴行事件が多く発生しているため、防犯対策には十分な注意が必要です。また、犯罪組織(いわゆるギャング)の抗争もしばしば勃発しており、これらに巻き込まれることのないよう、繁華街等では特に注意してください。また、電話等
でお金を騙し取る特殊詐欺が多発していることから、不審な電話等には十分に注意してください。このほか、NZ国内では覚醒剤(メタンフェタミン)等の薬物組織犯罪が社会問題化していますので、留意してください。
(2)オークランドの犯罪傾向
2024 年 4 月~2024 年 6 月のオークランド市の犯罪傾向についてニュージーランド警察は次の通り発表しています。
(3)最近の犯罪等
詳細はニュージーランド警察 HP をご覧ください。
ア オンライン詐欺
➢ ニュージーランド警察は、あらゆる手口での詐欺について警戒するよう注意喚起を発表した。詐欺被害に遭った場合には、すぐに警察(105)に通報すること。
(警察官を装った電話による詐欺)
多くの電話は海外や固定電話からかかってくることが多く、多数の被害報告を受けている。注意点は以下の通り。
⚫ 警察が銀行口座やカード情報、暗証番号を要求することはない。
⚫ 怪しいと思ったときには、詳細を聴取の上、電話を切って警察(105)へ確認の連絡をすること。
⚫ 警察が報奨金を持ちかけてくることはない。
(銀行の定期預金口座をめぐる詐欺)
2023 年に初めて報告されたが、それ以降も同じ手口による詐欺が急増している。中には数万ドルの被害報告も受けた人もいる。注意点は以下の通り。
⚫ 定期預金の金利を提示するなどのウェブサイトでは、連絡先などの個人情報を入力しないこと。
⚫ また、間違えて入力してしまい、それにかかる電話などがあった場合には、架電者の誘導には乗らず、詳細を聴取の上、銀行の公式ページに掲載されている電話番号に確認の連絡をすること。
⚫ 詐欺被害に遭った場合には、まず警察に通報すること。その他相談先としては以下サイトを参考にすること。
金融市場庁(the Financial Markets Authority:FMA)の公式サイトに疑わしい会社を公表している。
消費者保護団体(Consumer Protection NZ)
(Facebook のマーケットプレイスを利用した詐欺)
オークランド市内において 27 件もの詐欺被害に関与した 26 歳の男が逮捕された。実在しない商品のイメージ画像を掲載することや逆に自ら商品を購入し、偽の銀行口座情報を伝えられる被害などもある。注意点は以下の通り。
⚫ 支払手続きの前に商品の確認を要求すること。また、商品を受け取る前に支払わないこと。
⚫ 直接商品の授受をする場合は、第三者の立会いのもと公共の場などを利用すること。
⚫ 購入する前に必ず出品者のプロフィールなどを確認すること。
⚫ 困っている友人や家族がいたら、自己防衛の方法をアドバイスすること。
イ 違法薬物に関する犯罪
➢ 本年 1 月にタウランガ港に荷揚げされたブラジルからの積み荷より、50 キロのコカインが隠されていたことが判明し、ギャング組織に属する 4 人の男が逮捕された。
ウ その他の犯罪
➢ ニュージーランド警察は、何年にもわたる郵便物盗難犯人として 28 歳の男を逮捕された。犯人の自宅からは何百もの書簡が発見され、盗んだ郵便物から得た個人情報を使用しローンやクレジットカードを申請していた。未然の防止策としての注意点は以下の通り。
⚫ 郵便受けを小まめにチェックすること。
⚫ しばらく不在にするときは、配達保留の手続きすること。
⚫ 配達物が外部から見えないところに配達するよう的確な指示を出すこと。
⚫ セキュリティカメラを郵便受け又は玄関付近に設置すること。
⚫ 可能な限り自分で荷物を引き取ること。
⚫ 家の敷地周辺や郵便受けを覗いている不審者に気が付いたら、すぐに警察に連絡すること。
⚫ 事件に遭った場合には、警察(105)に通報すること。
➢ 6 月 28 日、オークランド市内において、バスの中で 16 歳の中国人男子学生が金属棒で殴られ歯を 3 本失う重症を負う事件が発生し、7 月 8 日に犯人である 39 歳の女が逮捕された。
エ 日本人が巻き込まれた案件
➢ 内国歳入庁(Inland Revenue Department、IRD)の職員を装い、政府認証・本人確認サービス(Real Me)やその他アプリに誘導し、金融機関の口座情報等を送信させてお金を盗む「振り込め詐欺」に遭ったという報告が当館に 3 か月の間に少なくとも 8 件あった。
➢ Facebook の Auckland Flatmates and Flats Wanted というグループを利用し賃貸物件を探したところ、手付金等を数千ドル払ったが、実際にはその物件は存在しなかった。
➢ ロトルア市内において車両盗難に遭い、免許証等の盗難にあった。
➢ レストランで食事中に車上荒らしの被害に遭い、パスポートや財布等貴重品が入っていた鞄の盗難にあった。
➢ オンラインで求職活動中に連絡をもらった会社に騙され、仮想通貨で多額の支払いをさせられた。
2 テロ・爆弾事件発生状況
現在、ニュージーランドのテロ脅威度は低レベル(Low)となっています。
[参考:テロ脅威度評価]
3 日本企業の安全に関する諸問題
特に認知されておりません。
以上
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