北京市気象局は、本28日20時から明29日7時にかけて、北京市内の大部分の地域で6時間あたりの降水量が150ミリ以上に達するほか、局地的に300ミリに達するおそれがあるとして、赤色警報を出しています。また、北京市及び河北省においては、降雨の後も特に山間部において土砂崩れなどの災害が発生するおそれがあります。
つきましては、警報の出ている時間帯はできるだけ外出を控え、北京市の山間部等及び河北省等周辺地域の山間部等に居住・滞在する場合は以下の注意点をご参照ください。
【事前の備え】
(1)報道等から最新の情報を収集する。
(2)停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等を準備するとともに、飲料水・食料、ガソリン等の必要物資を確保・備蓄する。
(3)避難することも想定し、パスポート、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておく。
(4)避難場所や避難コースを確認しておく。
(5)家族等に緊急連絡方法や避難場所の確認を行う。
【降雨以降の対応】
(1)報道等から最新の情報を収集する。
(2)外出は控え、現地当局から避難勧告や指示がある際には指示に従う。
(3)雨による地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害に十分注意する。
(4)被災地では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため、被災地を訪れる場合には、事前に情報収集を行い、訪問の可否を慎重に検討する。
北京市気象局の警報はこちら(中国語サイト)
→ https://weibo.com/n/%E6%B0%94%E8%B1%A1%E5%8C%97%E4%BA%AC
(仮訳)
市気象台は2025年7月28日12時に赤色暴風雨警報を発令しました。予測によると、28日20時から29日7時まで、市内の大部分の地域で6時間あたりの降水量が150mm以上に達し、局地的には300mmに達する可能性があります。山間部や山麓の緩やかな斜面では、山崩れ、土石流、地滑りなどの災害が発生する危険性が非常に高く、低地では深刻な浸水が発生する恐れがあります。くれぐれもご注意ください。
