【ブラジル】邦人被害(路上での窃盗未遂事件の発生)

以下のとおり、邦人に対する路上での窃盗未遂事件が発生しましたので、お知らせします。

1 発生日時
3月14日(木)午後5時30分ごろ

2 発生場所
パウリスタ大通り(当館から約100m)

3 事件概要
当該邦人は、上記日時に、ジャパン・ハウス サンパウロ(JHSP)前から当館入居ビル(Top Center)方面に向けて、パウリスタ大通りの歩道を一人で歩いていたところ、Top Center手前の銀行があるエリア付近で、別の歩行者から「4人くらいの男たちに付け狙われているので気を付けろ」と声を掛けられた。振り返ると身長2mくらいの男が歩いていたため(それまでにこの男は何度か邦人の視界に入っていた)、即座にその場を立ち去ろうとした瞬間、邦人の首元に何者かの手が入ってきた。賊(顔はよく見えなかったが高身長の男とは別の男だった)は、すぐに手を引っ込めて、何も盗らずに、サンパウロ美術館(MASP)方面へ立ち去っていった。気付くと、高身長の男も同じ方向に進んでいった。
邦人は、パウリスタ大通りの反対側に渡り、その場にいた警察官2名に事情を説明した(最初に声を掛けてきた人物も同行)。警察官からは、邦人が肩にかけていたナップサックは窃盗被害に遭いやすいので、体の前で抱えたほうがよいとの助言を得た。
邦人に人的被害はなかった。

4 被害品
なし。

5 防犯対策
(1)パウリスタ大通りには複数の警察官が配置されていますが、賊は一瞬の隙を突いて、歩行者の所持品を狙います。先日も、パウリスタ大通りで、邦人が所持するカバンが切られ、中のスマートフォンが盗まれた事件が起こりました。路上では、常に警戒心を維持し、時折周囲に視線を向けるなど、警戒心を顕示することが重要です。
(2)外出する際の荷物は必要最小限に留め、貴重品は極力持ち歩かないか、携行する場合は分散して携行してください。
(3)万が一事件に巻き込まれた際は、抵抗を試みると命の危険もあることから、素直に犯人の要求に従い、逃走・抵抗またはそれと誤解されるような素早い動きは絶対にしないでください。

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