最近ポートビラ市内において、ホテルに滞在中の邦人が盗難被害に遭う事例が短期間で立て続けに発生しています。被害の事案と防犯対策を以下に例示しますので、日常生活や滞在時の参考としてください。また、当館HPに「安全の手引」を掲載していますので、こちらもご確認願います。
https://www.vu.emb-japan.go.jp/files/100826551.pdf
バヌアツは一般に治安は良いとされてきましたが、近年治安の悪化が指摘されています。「海外にいる」ということを常に意識し、自ら安全対策に努めてください。
〈事例1〉
夜間、邦人がホテルの玄関扉を施錠せず就寝していたところ、玄関から何者かが侵入し、電子機器や財布を盗まれた。同邦人は、翌朝起床後、部屋から上記貴重品が紛失していることに気づいた。
〈事例2〉
夜間 、邦人がホテルの玄関扉を施錠せずに在室していたところ、玄関から不審者が無断で入室していることに気づいた。不審者はそのまま退室したが、その後、財布がなくなっていることに気づき、盗難と発覚した。
〈事例3〉
邦人旅行者がホテルの客室へ案内された際、出入口の鍵が壊れていて閉まらないことをホテル側から説明されながら、部屋を変えることなくその部屋に宿泊し、就寝したところ、何者かに侵入されパソコン等の貴重品を盗まれた。ホテル従業員が窃盗犯とグルだった可能性も排除出来ない。
〈主な防犯対策〉
ア ホテルに宿泊する際は、警備員等が配置されているセキュリティの高い場所を選ぶ。(可能であれば上層階の部屋を要求する。)
イ 外出時はもとより就寝時も窓、出入口、ベランダのドアその他賊の侵入口となる場所の施錠を厳重に行い、パスポート、航空券、現金等の貴重品は、セーフティボックス等の安全と思われる場所に保管しておく。
ウ 見ず知らずの者が親しげに話しかけてきた場合は十分警戒し、滞在場所、部屋の番号や名前を聞かれても安易に教えない。
エ 万が一、賊の侵入を許した場合、身体の安全を最優先とし、ナイフ等刃物を携行している事例が多いため、抵抗は避けて求めに応じて金銭等を差し出すこと。
盗難の被害に遭われた方、またお知り合いの方が被害に遭ったとの情報に接した場合には、速やかに大使館までご一報ください。