●海に面し、湖も多いフィンランドでは、毎年、水難事故により100人ほどの死亡者が発生しています。
●遊泳や、水上アクティビティに際する水難事故に注意してください。
●水場では、小さなお子様から目を離さないようにしてください。
海に面し、湖も多いフィンランドでは毎年100人ほどが水難事故によって死亡しています。
典型的なケースとしては、ボートから転落した際に溺れてしまうものです。死亡者はいずれも救命胴衣を着用しておらず、過去には日本人旅行者が湖で死亡する事故も発生しています。また、フィンランドにはサウナから海や湖にアクセスできるところが多くあることから、サウナから出たあと湖や海へ飛び込んだ際に心肺に異常をきたし溺れたり、飲酒による影響で足元が滑り転倒し、手足を骨折したり頭を強打するなど重大な結果を招いてしまうこともあります。さらに、昨年7月には、ヴァンター市の湖(クーシヤルヴィ)において保護者が目を離した隙に、2人の子供が水深の深いエリアに移動し、7歳児が死亡、4歳児が重体となる事件が発生しました。
また、先月にも10代の子供2人がゴムボートに乗っていたところ、港に停泊していたヨットに衝突し、その衝撃で海に転落、意識不明の重体になる事故も発生しています。
この夏、遊泳や、水上アクティビティにお出かけの際には以下の事項に注意し、楽しく安全にフィンランドの夏を楽しんでください。
・ボートに乗る際には、救命胴衣を着用してください。
・遊泳の際には急な水深、水温の変化に注意してください。
・自己の水泳スキルや体調を過信せず、無理のない範囲で楽しんでください。
・飲酒を伴う場合には、リスクを理解した上、不慮の事故に十分注意してください。
・お子様と水場に訪れる際には、お子様から目を離さないように注意してください。
