【メキシコ】警察官からの不正な金銭支払いの要求について

スポンサーリンク
スポンサーリンク

●警察官からの不正な金銭支払い要求が発生しました。警察官から職務質問を受けた場合には、落ち着いて行動して下さい。メキシコの法令上、その場で「罰金」を支払うことはありません。

1 事件概要
7月5日(土)1730頃、邦人男性がメキシコ市ベニート・ファレス国際空港付近の一般道を車両で走行中、警察官2名に呼び止められたため停車した。その際警察官から、「バス通行レーンを走行した」との嫌疑をかけられ、「罰金」の支払いを求められた。
当該邦人男性は、バス通行レーンを走行した覚えはなかった(呼び止められた道路には、バス通行レーンはなかった)ことから「罰金」の支払いを拒否し、所持するスマホの翻訳アプリを使って「日本大使館に電話します」と伝えたところ、警察官は立ち去った。

2 注意事項
(1)     メキシコ国内では、過去にも警察官が「罰金」と称して不正な金銭の支払いを要求する事案が発生しています。メキシコでは、その場で罰金を警察官に支払うことはないことから、今回の事案は、明らかに不正な行為です。したがって、警察官からの要求であっても落ち着いて要求事項を確認して下さい。警察官に対して、身分事項(氏名等)を確認するよう求めたり、近隣の警察署に照会すると伝えるのも有効です。
(2)     今回の事案は、ベニート・ファレス国際空港に向かう際に通常使用する幹線道路ではなく、周辺地域の一般道で、かつ比較的治安が良くないと言われている地域で発生しています。人通りが少ない場所や、治安が悪い場所においては、被害に遭うリスクが高くなります。やむを得ず通行する場合には、普段以上に警戒するよう努めて下さい。
(3)     汚職を行う公務員は、警察官だけにとどまりません。汚職公務員は、様々な機会を狙い、言いがかりを付けて金銭を要求してきます。普段から法令・規則を遵守した行為を心がけ、相手に付け入る隙を与えないようにしてください。

 
スポンサーリンク
スポンサーリンク
海外での邦人被害詐欺・恐喝メキシコ
邦人被害ニュースをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク