○感染症発生の概要
イタリア国内においてウエストナイル熱の発生が報告されています
同疾患は蚊が媒介します。症例が報告されている地域にお住まいの
○ウエストナイル熱の概要
ウエストナイル熱(West Nile fever、西ナイル熱とも)は、蚊によって伝播するウエストナ
・潜伏期間(蚊に刺されてから症状が出るまでの時間)は通常2 – 6日。
・発熱・頭痛・咽頭痛・背部痛・筋肉痛・関節痛が主な症状です(
・発疹(特に胸背部の丘疹が特徴的。痒みや疼痛を伴うこともある
・感染者の0.6 – 0.7%(発症者の3 – 3.5%)が脳炎を起こします。中枢神経系を犯され、激しい頭痛
・また、網膜脈絡膜炎も併発することがあります。
・特異的な治療はないため、対症療法のみでの治療となります。
○感染経路
ウエストナイルウイルスの増幅動物は鳥です。鳥からの吸血時にウ
○予防
ヒト用のワクチンは実用化されていません。重篤な症状に至るケー
・感染地域の把握(特に夏場)
・長袖、長ズボン、ソックスなど身体のほとんどを覆う衣服を着用
・次のいずれかの有効成分を含む虫除け剤を使用してください。→
・窓が網戸等で覆われていることを確認してください。
・蚊が部屋にいるときは即効性の殺虫剤をスプレーして、蚊を駆除
・可能であればエアコン付きの宿泊施設を選んでください。
○蔓延防止対策
ウイルスを媒介する蚊(ボウフラ)の駆除。居住者は庭やベランダ