【広域情報】違法薬物(大麻等)の密輸に関する注意喚起

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●見知らぬ人から預かった荷物やアルバイトで請け負った荷物から、大量の違法薬物(大麻等)が見つかり、海外で拘束される事案が発生しています。
●他人から荷物を預かったことで、意図せず犯罪の加害者になることがないよう、十分に注意してください。

1 意図せず違法薬物(大麻等)の運び屋として犯罪に加担してしまうケースとしては、主に以下のものが確認されています。
(1)SNS等を利用した高額アルバイトに応募した場合の事例
SNSやインターネットを通じて、海外での高額アルバイトや簡単に高収入を得ることができるなどを謳い文句にしたアルバイトに応募したところ、「荷物(ブランド品やたばこ等)をタイから英国へ運ぶ仕事」を紹介された。危険が少なく成功報酬は数十万円などと説明され、航空券やホテル代などを自己負担することなく、全てアルバイト先が手配した。
現地に到着後、指示のあったホテルへ向かい見知らぬ人からスーツケースを預かり、タイから英国へ渡航したところ、英国の荷物検査でそのスーツケースから大量の違法薬物(大麻等)が見つかり、現地当局に拘束された。

(2)他人から荷物の輸送を依頼された場合の事例
タイのバンコクの空港で困っている外国人を助けたところ、御礼として食事に誘われた。その際にいつかヨーロッパの国を旅行したいと話したところ、その外国人から、ベルギーの親戚に会いに行く予定であったが、都合により行けなくなったので、航空券とホテル代を支払うから、自分の親戚に会ってお土産を渡して欲しいと頼まれた。
親切心から引き受け、荷物を預かりベルギーへ渡航したところ、ベルギーの荷物検査において、その荷物から大量の違法薬物(大麻等)が見つかり、現地当局に拘束された。

2 注意いただきたい点
意図せず犯罪の加害者となり、以下のような結果を招かないよう、十分に注意してください。
(1)荷物を届ける最終目的地は、特定されておらず、世界中の国々が運び先となっており、犯罪組織の関与が伺えますので、このような求人に安易に応募しないでください。また、このようなアルバイトの応募者は使い捨て要員ですので、現地当局に拘束されても、犯罪組織は助けてくれません。たとえ「知らなかった」、「聞いていた内容とは違っていた」といった事情があったとしても、全く考慮されることなく逮捕されます。
(2)見知らぬ人はもちろんのこと、たとえ知り合いであっても、他人の荷物を安易に運ばないでください。

 
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