長距離バス移動中の二度の強盗被害について
2023年4月20日(木)午前1時頃、邦人旅行者2名がチアパス州サンクリストバル・デ・ラスカサス発、オアハカ州オアハカ行きのバスに乗車中、自動小銃を持った3人組がバスに乗り込んできて、現金を奪われました。その後、バスは目的地へ向け進行しましたが、午前3時頃、けん銃を持った4人組がバスを停車させてアジア系外国人の乗客だけを降車させ、同旅行者2名が現金を奪われる被害に遭いました。
1 事件概要
4月20日(木)午前1時頃、邦人旅行者2名がチアパス州サンクリストバル・デ・ラスカサス発、オアハカ州オアハカ行きのバスに乗車中(乗客は30名程度)、目出し帽を被り、自動小銃を持った3人組がバスに乗り込んできて、乗客全員に現金を要求し、邦人2名は3,000ペソを奪われました。(バスの周りには複数の仲間が取り囲んでいた模様。)
その後、バスは目的地へ向け進行していましたが、午前3時頃、けん銃を所持した4人組がバスを停車させ、アジア系外国人のみを降車させ、旅券の呈示を求め、その後現金を要求してきました。邦人旅行者2名は持っていた10ドルを渡すとバスに乗っていいと言われ、解放されました。
被害者2名に、怪我などはありませんでした。
2 注意事項
(1)犯人の目的のほとんどは現金等の貴重品です。強盗被害に遭ってしまった場合は、犯人の要求に従い行動して下さい。強盗の多くは拳銃が使われますので急な動作や、犯人を刺激するような行動はとらないようにして下さい。
(2)夜間の長時間の外出または移動は、犯罪被害に遭う確率が高いと言われています。旅行時は目的地までの情報を収集し、なるべく夜間の移動を避けるようにして下さい。
(3)被害が最小限に済むよう、現金とカード類(その他貴重品)は分けて携行し、少額の現金だけを入れた財布を別で用意しておくなどの対策も検討して下さい。