【アルゼンチン】邦人被害、ブエノスアイレス市レティーロ地区における「ケチャップ強盗」

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邦人がブエノスアイレス市レティーロ地区において「ケチャップ強盗」に遭い、ノートPC、クレジットカードや現金など貴重品を盗難されました。皆様におかれましても注意してください。

【本文】
邦人が被害者となる事件が発生したところ、以下のとおりお知らせします。

1 事件の概要
(1)日時
2022年1月14日朝07:30頃
(2)場所
ブエノスアイレス市レティーロ地区サン・マルティン通り822付近(ガレリア・パシフィコ北約50m付近)
(3)被害
旅券、携帯電話、クレジットカード、現金、ノートPC、ヘッドホン等が入ったリュックサック
(4)被害の状況
ア 被害者が歩行していたところ、上記地点で何か冷たい液体がかかった感触がしたが、エアコンの室外機から垂れてきた排水だと思った。
イ 気付かない間に背後にいた男が肩を叩いて、服とリュックサックが汚れているとジェスチャーで示してきた。
ウ 被害者が確認すると、白いペンキのような液体がかけられており、男がティッシュでリュックの汚れを拭き取ると、次に服の汚れを拭き取るために、被害者のリュックを下ろさせて路上に置いた。
エ 男は、被害者の背中の汚れをティッシュで拭き取り終わると、ガレリア・パシフィコ方向に歩き出した。その時点で、被害者は地面に置かれた自分のリュックサックが無くなっていることに気が付いた。
オ 別の男が交差点に現れて、Tres sargentos通りを指差したので、被害者は走って行ったが誰もいなかった。被害当時、周辺に人通りはなかった。

2 防犯対策
(1)リュックサックは背中に背負わず、体の前側にかけて携行する。
(2)早朝~夜間にかけて、人通りが少なくなる時間帯は出歩かない。
(3)徒歩時はできるだけ人目がある大通りを歩行し、時折背後を振り返ったり、周囲を見回して、尾行・監視されていないか警戒する。
(4)旅券、携帯電話や鍵など貴重品は、まとめて携行せず、盗難時の被害を局限するため、分散して携行する。
(5)レティーロ地区は、いわゆる「ケチャップ強盗」の多発地域です。
「ケチャップ強盗」とは、複数人の犯人グループが、ケチャップ等液状のものを被害者にかける役、親切を装いつつ拭き取って注意を引き付ける役、被害者のカバン等を窃盗する役などに役割分担し、犯行に及びます。
(6)ケチャップやマスタード等液状のものをかけられ声をかけられても、ケチャップ強盗である可能性があると認識して、また、通行人がかかる汚れをきれいに拭き取ることは普通想定されないということを認識して、慌てることなく速やかにその場から立ち去ることが必要です。

 
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アルゼンチン海外での邦人被害窃盗中南米
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