【メキシコ】マートフォンのスリ被害に遭った後、同スマートフォン内にインストールしていた銀行アプリや配達アプリを不正に利用され、多額の不正利用被害に遭う

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●スマートフォンのスリ被害に遭った後、同スマートフォン内にインストールしていた銀行アプリや配達アプリを不正に利用され、多額の不正利用被害に遭うという事件が発生しました。

1 事件概要
2023年11月4日午後7時30分頃、邦人男性がメキシコ市ソカロ周辺で死者の日パレードを観覧し、混雑中の人混みの中を徒歩で移動していたところ、右前ポケットに入れていたスマートフォンを盗まれた。
(画面のセキュリティロック解除は顔認証にしていたが、同日は顔にペイントをしていたため、顔認証が作動せず、解除方法を番号入力(4桁)に変更していた。)
別端末にて、位置情報を確認し、セキュリティロックをかけたが、4時間後に位置情報の発信がなくなり、その後約2日間に亘り、インストールしていた配達アプリから高額商品の購入・配送をされ、その後支払い方法を同じくインストールしていた銀行アプリの口座に変えられ、複数回に渡り購入され、多額の被害にあった。
(配達アプリの支払いは、当初日本のクレジットカードを登録しており、カード会社が不正利用を疑い自動的にキャンセルとなったが、その後支払いをメキシコの銀行口座に変更して購入されていた。)
犯人が、画面ロック解除のための暗証番号等を知り得た方法は不明なるも、パレードの最中に写真撮影するため人混みの中でロック解除をした際にのぞき見られた可能性が高い。また、スマートフォン内のメモアプリに各種アプリのパスワード等を備忘録として記録しており、これを見て不正利用等の犯行に及んだ可能性がある。
銀行口座の不正支払被害は、本人以外が利用したという証明ができず、保障されなかった。

2 注意事項
犯人が画面ロック解除方法を知り得た場合、端末の設定を変え、アプリ起動の際のロック解除も同様の方法で開けてしまう可能性があります。遠隔ロックをしたにもかかわらず解除されてしまったこと等の不明点がありますが、一度スマートフォンのロックを解除されてしまった場合、様々な個人情報が記録されていることから、あらゆる犯罪に使用されるおそれがあります。ストラップ等で着衣に身につける、顔認証または指紋認証を徹底する等の物理的な端末の紛失防止対策及び不正利用対策を始め、端末内に個人情報を極力残さない、紛失時の対処方法(遠隔のセキュリティロックの他、遠隔でのデータ消去も可能です。)、不正利用が判明した際の銀行口座・クレジットカードの停止方法や緊急連絡先についても知っておくこと
が重要です。

 
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海外での邦人被害窃盗中南米メキシコ
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