【南アフリカ】ケープタウン市における犯罪と安全対策

●ケープタウン市を訪れた邦人に対する、強盗やATM詐欺、窃盗の被害が多く発生しています。

●ケープタウン市中心部、特にロングストリート(Long Street)、ケープタウン中央駅(Cape Town Main Train Station)、ボカープ(Bo-Kaap)地区周辺での邦人被害報告が多い中、市内のいつ、どこでも発生しうる状況です。
●以下の点に留意して安全対策を講じてください。
●当事務所とケープタウン市観光局が共同で作成した「ケープタウン安全リーフレット(日本語版)」(以下3のリンク)も併せて参照ください。

1 強盗
一見すると安全と思われる場所でも、人けが無い瞬間を狙い犯行に及んできます。人通りの少ない通り(市内中心部の路地など)や時間帯(早朝や夕刻以降)で待ち伏せしてターゲットを選定し、ナイフを突きつけ金銭を要求してきます。
また、テーブルマウンテン(Table Mountain)やシグナルヒル(Signal Hill)など人気のある観光地においても、ハイキング客等を狙った強盗が多発しています。
(1) 可能な限り複数名で行動してください。
(2) 不必要な徒歩移動は控え、徒歩移動の際は常に周囲に警戒してください。
(3) 人通りが少ない場所や通りには立ち入らないでください。
(4) 万一、強盗に遭遇した場合は絶対に抵抗しないでください。

2 ATM詐欺・窃盗、スキミング
歩道を通行していると以下のような様々な手口で近寄り、ATMや発券機でクレジットカードを挿入するよう誘導してきます。
・映画の撮影を行っているため通行には許可証が必要
・公道での酒類の持ち歩きには許可証が必要
・大統領が来訪しているため許可証が必要
その後ATM等の操作方法を教える振りをして、暗証番号を盗み見、クレジットカードを巧みに搾取し、不正出金、不正取引を行う手口です。犯人らは制服のような身綺麗な格好で「Security」と書かれたバッチ等を着用していることもあります。
また、ATMや店舗の決済端末に不正な装置を設置し、カードの記録情報を盗み取るスキミングも横行しています。
(1) 公道の通行に許可証が求められることはありません。
(2) ATMや発券機で許可証が発行されることはありません。
(3) 面識のない人物から声を掛けられた場合は十分に警戒してください。
(4) 第三者の前でATMを操作しないでください。
(5) ATMや店舗等の支払い端末の挿入口に不審な装置が設置されていないか確認してください。
(6) 第三者にクレジットカードを渡さないでください。
(7) 暗証番号を入力する際は周囲から見られないように警戒してください。
(8) クレジットカードの取引が即時通知(メール等)されるよう設定し、利用上限額を設定するほか 、通知や利用履歴を定期的に確認することを推奨します。

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