● ラパス市内の観光地で、邦人を被害者とする偽警察官による盗難事案が発生しました。
● 偽警察官から麻薬所持の有無について、その場での取り調べを要求され、カバンの中を調べられた際に財布等が盗まれています。
● ボリビアでは現行犯を除き路上などの屋外における警察官による取り調べは禁止されています。警察官を名乗る不審な人物から路上での取り調べを要求された場合、警察署への同行と警察署内での取り調べを依頼してください。
1) 今年7月、ラパス市内の観光地であるキリキリ展望台(Mirador Killi Killi)で偽警察官による邦人の窃盗事案が発生しました。
2) ペルー人を名乗る女性に記念写真を依頼され、撮影しているところに警察官を名乗る男が登場。麻薬所持の有無について取り調べを要求され、ペルー人女性が従っているのに倣い、カバンの中身を調べられた際に財布等が盗まれました。
3) ボリビアでは警察官による不正行為防止の為、内規により現行犯以外の荷物検査を含めた取り調べ行為は警察署内で実施することが規定されています。正規の警察官であれば、路上などの屋外や車両内において、任意の取り調べを要求してくることはありません。ボリビアに長期滞在している者はこの決まりを知っていることから、偽警察官による盗難事案は旅行者をターゲットとしており、外国籍を名乗る協力者が居ることも特徴です。
4) 警察官を名乗る不審な人物から、路上等での荷物検査を含めた取り調べを要求された場合、付近に制服を着た警察官が居るようなら、その警察官に助けを求めてください。居なければ、警察署への同行と警察署内での取り調べを依頼してください。また警察署への同行も、正規の警察官であればパトカーを利用します。過去には偽警察官によって旅行者がタクシーや一般車両へ連れ込まれ、拘束された事案が発生しています。注意してください。
